選べる調査方法

「東京の家系図屋さん」は、基礎的な「戸籍調査」、更に詳細な「資料文献調査」、本格的な「現地調査」の3段階の調査プランをご用意しております。
選べる調査方法

お客様は、基礎的な戸籍調査だけでなく、お好みで「資料文献調査」「本格的現地調査」をご自由に加えることが出来ます。

通常は、第一段階の基礎調査である戸籍調査を行い、この次に第二段階となる資料文献調査を行って戸籍に記載されていないご先祖様の様々な関連事項を調査し情報を収集し、これらの調査結果を基に第三段階の現地調査を行います。

また、ご予算に合わせて第一段階の戸籍調査でご先祖様調査を完了することも可能ですり、戸籍調査に資料文献調査加えた段階でご先祖様調査を完了することも可能です。ご自由に調査方法をお選びいただけます。

1.各調査方法のご説明

(1) 戸籍調査(第一段階)(調査期間:2か月~6か月程度)

一番基本的な調査です。お客様の現在の戸籍を取得し、この戸籍からお客様の戸籍を順次遡り全ての戸籍を取得し、同様に父親の戸籍、祖父の戸籍と次々と遡って取得し、戸籍の記載事項を確認・調査します。
調査期間は調査対象(系統)の数により異なります。

『長所』

戸籍謄本等に基づいており、正確に先祖を遡ることができます。
また、戸籍に記載されている方は親族等についても全て把握することが出来ます。

判明するご先祖様は、最も古い方で明治時代に作成された戸籍に記載されている方までとなります。この戸籍は一般的に「明治19年式戸籍」と呼ばれ、多くの場合では江戸時代の文化、文政期のご先祖様まで判明します。

『短所』

①戸籍請求をしても役所によっては明治19年式戸籍が保存されていない場合があります。
その理由は、役所の保存期間が経過し廃棄された場合や、過去に大火災があり役所で保管していた戸籍が焼失した場合や、第2次世界大戦の空襲で役所に保管していた戸籍が焼失した等様々です。こうした場合、取得できる戸籍が少なく、そのためごく少数のご先祖様しか判明しないケースも稀に出ます。なお、地域によっては、戸籍が再製された場合があります。

②全ての戸籍が取得できた場合でも、明治19年式戸籍までと遡れる限界があります。
この戸籍制定以前の古いご先祖様については残念ながら戸籍調査からは不明です。たまたま戸主の親の氏名が判明することもありますが、更に遡ることは不可能です。

③戸籍の記載事項以外は不明
戸籍に記載されていることは基本的に全て正しく判明しますが、戸籍に記載されてない事項については全く判明しません。
戸籍に記載されていないご先祖様の生活や、当時の状況については何も判明しませんし、「昔、殿様につかえていた」等のお客様の家に代々伝わる貴重な伝承等は、戸籍により事実関係を確認することは不可能です。

戸籍調査には、上記のような長所と欠点があります。

そこで、これらの短所を補うためには戸籍調査とは別の調査方法が必要になります。これには「資料文献調査」と「現地調査」の2つの調査方法があります。

(2) 資料文献調査(第二段階)(調査期間:1か月程度)

この調査では、国立国会図書館等の東京都内の公立図書館に収納されている文献、資料からお客様のご先祖様に関する事項を抽出して調査をいたします。
戸籍謄本等では不明であった情報を収集、確認することが目的の調査になります。調査期間は、調査対象となる文献資料の保存状況によります。有効な資料が多い場合には調査期間が若干延びます。

資料文献調査

国立国会図書館(東京本館)等に保管されておらず、特定の地方の図書館にのみ文献資料が保管されている場合には、お客様とご相談の上、こうした各地の資料文献調査を追加実施することも可能です。この場合には別途費用が発生しますので、予めお客様にご連絡させていただき、ご了解を得たうえで実施いたします。

この資料文献調査で戸籍調査の結果を補強し、戸籍に記載のない事項について新たに情報収集して確認することが可能になります。

また、この資料文献調査の結果は、次のステップである現地調査をご希望のお客様に調査実施する場合には重要な情報・資料として活用できますので、非常に有益な調査となります。

『長所』

①戸籍に記載されていないご先祖様に関連する情報が資料文献から判明します。
具体的には、居住地域に関する情報、歴史、地理等の情報になります。これらの情報によってご先祖様をより身近に感じることができます。

②お客様の家に代々伝わる伝承のようなものが存在する場合には、その伝承についてもこの段階で資料文献による検証を行います。こうした事実関係の確認は戸籍調査では不可能です。

③この調査結果は、次のステップである現地調査の参考資料としても大変有益です。
更に深くご先祖様を理解することが出来ると同時に、次の現地調査のための参考資料として活用することができます。

『短所』

戸籍に記載された事項以外のご先祖様に関する情報が得られますが、基本的に必ずしも個々のご先祖様を特定することは出来ません。
*場合により、個別のご先祖様のお名前が資料文献から判明する場合もあります。

さて、ここまで行った戸籍調査と資料文献調査の結果を基に、更に確定的なご先祖様の物証を探し出すためには、第三段階である現地調査が必要になります。
現地調査は、古文書等の知識や先祖調査に関する専門ノウハウが必要な特殊な分野になります。

なお、次の最終ステップの現地調査を行わずに、この資料文献調査と戸籍調査の結果を合わせてご先祖様調査報告書と家系図を作成するご依頼も可能です。

時期をずらして最終ステップの現地調査を行うことも可能ですので、ご希望の方はご遠慮なくお申込み時にご相談ください。

(3)現地調査(第三段階の本格的な現地調査)(調査期間:6か月~2年程度)

最終ステップである現地調査は、ここまでに行った戸籍調査、資料文献調査により判明した調査結果を基に、実際に現地を訪問して調査を行います。調査期間は現地調査する訪問先の状況やご依頼内容により異なります。
訪問調査地では、檀家寺の訪問、墓地墓石調査、過去帳調査、親戚縁者の訪問調査等様々な調査を行います。しかし、その内容はお客様により多少異なります。

また、この現地調査によって、多くの場合、お客様の家の家紋が最終的に確定いたします。
さらに、戸籍謄本等には記載されていない古いご先祖様が新たに発見される場合が多くあります。
こうした新たな発見は、現地調査でなければ判明いたしませんので、ご先祖様調査の中でも大変重要な調査になります。

『写真は実際の現地調査時の様子です』
実際の現地調査の様子

過去の経験では、ある菩提寺を訪問して過去帳の調査を行った結果、お客様のご先祖様が戸籍調査よりも更に8代遡れたケースがあり、合計で14代が判明しました。かなり立派な巻物家系図が完成いたしました。
お客様も大変お喜びになられておりました。

また、過去帳の解読はかなり大変な作業ですが、全て判明した時の喜びはお客様同様に大変大きいものです。
墓石の判読からは戒名等が判明しますが、これと合わせて行いました墓地の総合判断等により、今まで共同墓地内ある一族の墓の中で不明だった墓石が、実は先祖の兄弟の墓であることが判明したケースもございます。

こうした新しい事実が判明するのは本格的現地調査だけです。戸籍調査や資料文献調査では決して判明いたしません。

このように第1段階の基礎調査である「戸籍調査」と第二段階の「資料文献調査」によって判明した情報を基にして、第三段階の「本格的現地調査」を行うことで、ご先祖様調査はより完璧なものになります。

なお、お客様から最初に現地調査までの調査を全てご依頼いただいた場合でも、戸籍調査と資料文献調査によって、予めある程度現地調査の成功の見込みが立つお客様を基本的に対象とさせていただいております。

その理由は、一つには、前述のとおり全てのお客様が戸籍調査、資料文献調査によって現地調査の見込みが立つとは限らないと言うことがあるからです。二つ目の理由は、お客様から最初から高額な現地調査までの代金を頂き、あまり成果が上がらなかったと言うようなお客様の不利益となる事態の発生を避けるためです。

そこで、東京の家系図屋さんではお客様から最初に現地調査まで全てお申込みいただいた場合でも、この見込みが立たないときには、その旨のご連絡をお客様に差し上げ、ご意向をお伺いすることにしております。。
その結果、現地調査を行わなかったとしても現地調査等の代金、キャンセル料は一切頂いておりませんので、御安心ください。

こうした方式によるため、お客様は安心してご依頼いただくことができ、また、その結果、過去にお客様から現地調査のご依頼をいただき現地調査を実施しました場合には、大体の場合においてかなり見込み通りのご先祖様調査の成果が得られることとなっております。

2.ここが便利な点です

●申し込み時に戸籍調査、資料文献調査、現地調査の全ての調査をご依頼された場合でも、現地調査の最終的な実施判断はお客様に直前に行っていただくので、安心です

本格現地調査までのすべてのご先祖様調査のご依頼をいただいた場合、戸籍調査、資料文献調査が完了した段階で現地調査の成功の見込み等をお客様にご連絡いたします。
お客様は、その時点で本格的現地調査へと進むか否かをあらためて最終的にご判断ください。
なお、この時点で現地調査を取りやめられた場合でも現地調査に関するキャンセル料等は一切頂いておりませんのでご安心ください。

●過去の記録が活かせる

東京の家系図屋さん以外の他社で、既に戸籍謄本等の調査と家系図作成が完了した方で、今回、更に深い専門的調査を希望される方は「資料文献調査」のみのご依頼、「資料文献調査」と「現地調査」だけをご依頼いただくことも可能です。
ご希望の方はお気軽にお申込時にご相談ください。