歴史ブログ1 平将門と子孫(1)

こんにちは 「東京の家系図屋さん」代表の行政書士安藤です。
今日から、「歴史ブログ」と題して、皆さんに歴史の面白いお話をさせていただこうと思います。

さて、私は日本の歴史が好きなので、よく本を買ったり図書館に行ったりします。
たまたま、現在、手元で読んでいる本が「戦国の雄と末裔たち 中島重雄著 平凡社新書」と言う本で、その最初に出てきましたのが平将門公でしたので、第一回の題材に選びました。

さて、ご存知の通り、日本史上の有名人物である将門公ですが、天慶2年(939年)に起こったの天慶の乱(平ら将門の乱)で有名な方です。
将門公の父は平良将(良持と言う説もあるようです)、祖父は平高望(たいらのたかもち)、曾祖父は葛原親王(かずらわらしんのう)、高祖父は桓武天皇になり、5世になります。

祖父の平高望は宇多天皇の時代に平朝臣を賜与されて臣籍降下し、それ以降、平高望と名乗りました。
高望は上総介(上総は現在の千葉県)に任じられ任地に定着しました。介は2等官ですが、上総国(かずさのくに)は親王任国でしたので、実質的な国府の長官に当たります。この時に長男国香、二男良兼、三男良将を連れて行き、この三男良将の子が平将門公になるわけです。

将門公の家系図はつぎの通りとなります。

桓武天皇 ⇒ 葛原親王 ⇒ 平高望 ⇒ 平良将 ⇒ 平将門

とても立派な家系図です。

さて、次回は天慶の乱についてお話しさせていただく予定です。

(2015年6月11日)
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