<重箱の隅を突っつく日本史小ネタ>2

こんにちは 東京の家系図屋さんの行政書士安藤です。
今回も、教科書には出てこないマニアックな日本史の小ネタをご紹介させていただきます。
日本の歴史と日本人が好きな方が増えれば幸いです。

今日のお題 
「ペリーは開国前に既に日本の領土に入っていた」

 日本史に必ず出てくるペリー提督ですが、嘉永6年(1853年)6月3日に浦賀にやってきました。そのペリーは実は日本の開国前に日本の領土に入っていました。

 これをご説明しますと、江戸湾は神奈川県の観音崎と千葉県の富津を結ぶ線で直線で約7kmほどにくびれています。このラインの手前を内海、外を外海(浦賀水道)と呼びます。
 当時の国際法では、入り口が直線6カイリ(約11km)より狭い湾等はその国の領土と見なされていたようです。ペリーはこれを知ったうえで内海に入り測量を開始しました。

 従って、明らかな領土侵犯です。幕府がぶったまげるのも無理はありませんよね。

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