<重箱の隅を突っつく日本史小ネタ>
こんにちは 東京の家系図屋さんの行政書士安藤です。
今日から、教科書には出てこない、マニアックな日本史の小ネタをご紹介させていただきます。

今日のお題 
「秀吉に入れ知恵したのは落語家のような名前の人」

木下藤吉郎から羽柴秀吉になり、相当エラクなった秀吉さんですが、征夷大将軍になりたくて足利義明に養子にしてもらおうと思いましたが「ダメ」とキッパリ断られました。
そこで出てきたのが「菊亭晴季」(きくていはるすえ)さん。
この名前は、どう見ても現代の落語家のようであります。
秀吉に藤原氏の養子になるように勧め、秀吉は養子になり、めでたく関白になりました。

*菊亭晴季さんは、実はれっきとした貴族(藤原北家)です。

その後の晴季ですが、豊臣氏と密接な関係となり栄え、その娘を二代目関白の豊臣秀次に嫁がせるほどでした。
しかし、秀吉に嫡子の秀頼が出生すると秀次と妻は処刑され晴季も流罪になりましたが、やがて許され朝廷に復帰し、その子孫は江戸時代以降も続き、明治になり侯爵となりました。

「北海道札幌市白石区菊水」の地名にある「菊水」は明治時代に菊水家がこの土地に畑を持ったことに由来するとされています。

(2015年6月16日)

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